2008-06-12 鳥籠を被った少女 いつだって犯されるのは台所。 コンロの火を消すのは貴方。 二人は笑う、「なにしてんだろうな、おれたち。」「これが私たちの幸せだとしたら仕方がないよ。」 本当に、仕方がないよ。こんなことしか出来ない私たちを 彼方で誰かはまた、笑う また誰かは、怒っている。 二人は笑う。今日もまた、夜が来たよ。 朝なんてこなければいい、そう思いながらはだけてく。 on/offに伸ばした細い腕がずり落ちていく。