草木に水を撒く目的


彼があたしを 愛してくれないの。

だからあたしは彼の 下着の中に手を入れる

そして彼の性器を弄ぶ。
 君が嫌がっても 無駄。 君があたしにしている事と変わらない。



彼がいやらしい声で喘ぐ。 男も喘ぐんだね、可愛い
けど、あたしのこれは憎しみを持った手淫



彼の性器が憎しみに見える。

あたしを犯した根源に見える。

彼が嫌がりながら射精する。 気持ち善いくせに。



あたしは彼が出した液体を飲むんだ。

彼があたしを 愛してくれない代わりに。呑むんだ。 とても悲惨な光景に

あたしは彼が出した個体を見る度に 泣いた。





もしかしたら 君は本当はあたしの性器だけが欲しいのかもしれない

だったらあたしは要らないから 性器だけ愛してくれればいい

だったらあたしは要らないから 性器だけ切りぬいて あたしを捨てなよ

だったらあたしは泣かないから



だからあたしは彼の性器を弄ぶ

明日、朝目覚めないからと言って 殴られるなんて   わかりきっている。

君はあたしを愛してなど 居ない。

憎悪を含んだ 見たくもない愛なんて あたしは 望んでいない。



あたしは 望んでいない。

君の愛を。

あたしは 望んでいない。



君が離れようとするから あたしは利口になって犬みたいに 金を出す

それも他の男としたときに手に入れた金



あたしは 汚い

だから共犯者が欲しかった   君 逃さないよ 君 逃げないでよ