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噂話で息絶々

耳を塞ぐが雑音が煩い

笑い声が

笑われている様に感じ

立ち去るが

目の前の道路は箱が交錯し

空を見上げるも

心に安息の地は無く

無くして我々は生まれている

頭を抱えるもどうにかなりそう

不安が絶望を呼び

絶望が発狂を呼び

発狂が絶叫を呼び

絶叫が欲望を呼び

欲望が憎悪を呼び

憎悪が不安を呼び

自分を維持するので

精一杯

血が見たいから

なんて自分の腕に手を出し始め

泣きながら

泣きながら

泣きながら

「無意味だな」





転がって無惨な死体

眼が会った瞬間

自分が

自分で

無い事に気付き

海に向かって走ったのです



月が








































月を見たかったので