吐き捨てた定式

幾度と無く朝が来て、私は何度も脱皮をした様に思考が目まぐるしく塗り変えられる
記憶は自分の錯覚と幻覚で潰され、消え、また産まれた



眠る事は少なからず「死」を含んでいると思うんだ



「死」は「生」の類義語
生の終わりに死が有るのでもなくて、死があるから生が有る訳でもなくて
死の次が再び生で有る訳でもなくて、生が続いていたのに、死は続かないのだろうか
「死」という固体での次々とやってくるのなら続いている事になる
「生」という固体での様々にやっているのなら続いている事になる



私は眠るのがまた、怖くなった



睡眠に伴う、不可思議な夢
「あんた頭おかしいんじゃないの?」と言った汚い女子高生の頭は夢を見ないらしい
・頭がおかしくはない

それはきっと常識を少しずつ摂取して脳が端から固くなって行く様を思わせる
常識も、金も、恋も、感情も脳の麻痺毒だ
人間はただ、それだけをひたすら求めたりする 私は時に吐気がするし、頭痛もする

睡眠に伴う、不可解な夢



泥のような、殴っても殴っても反作用が無いように自分の腕が飲まれてく
そんなM女に出会った。
「なにも求めないから、求め続けてね。」「あたしはそれだけを求めてるから」
一体何を言っているのか僕にはさっぱりだ 僕はそんなに賢くないけど頭が痛い

一ヶ月間毎日セックスをした、食事よりも睡眠よりも勉強よりもセックスをした
路地で本物か偽物か如何わしいアクセサリーを売る外国人の様に
箱から様々な薬が出てきた、この女は一体何者だ

いくらMだからって これはやりすぎだろう    ←わらうところ




自らの空白を欲望で埋めようとしているから見放されてる
こいつはきっと、いじめられていたに違いない
女の裸体の曲線は、何か深い意味があるのではないかと俺は度々凝視した

馬鹿な女は恥ずかしがって居たが、賢い女は俺の目を覗きこんで来た
「一体何が映っているのよ、その眼球には」

俺は瞼を引っ張って、眼球を露出して見せる
「俺の眼が魚みたいだ、そして白目が黄色い。 俺は肝臓が悪い」




男の眼球はぎらぎらと変に表面だけ輝いていた、まるでアルミホイルを被せているみたいに

あたしは、好きな男としかセックスをしない
それが街で見かけた、眼が合ったと同時にこめかみが痛み鼻の奥がつーんとした相手だったりなんかしたら
もう本能で男を見分けたに違いないと思い、あたしはその男を釣るんだ

目が

1秒合えば他人

3秒合えば興味

5秒合えば恋か愛



あたしが当て嵌めたあたしだけの常識

社会の常識なんてクソくらえ   あたしの脳はまだ焼く前のハンバーグみたいだ
家庭の常識なんてクソくらえ   家族は最も近い、他人である



こねるだけこねた。玉ねぎを入れ美味しく焼き上げる。

それは人肉ハンバーグ。