誰かの為にも

みんな傷付けばいいと思った。暗い世界に閉じこもって毎日楽しそうな人間達の気持ちなんて知らない。あたしを誰も知らないし、そして知ろうともしない。あたしはひとりぼっちで暗い暗い真っ暗な闇の中に呆然と生えている。今日も何処かで戦争が起きているらしい。そしてまた、何処かで戦争が終わり、数多くの知らない人間達が命を落とし、勝利とも敗北とも決め付けられない圧倒的に不鮮明な結果を知ってか知らずか偉そうな奴が「我々は失われた尊い犠牲を忘れてはならない」とか言ってる姿を脳裏に浮びあがらせる。
こいつが一番悪い奴なんだ!とあたしは思い込んだ。自分はなにもせず、ただ金と金の行使と偽善に塗れた社会で何かを嘲笑ってる。そして金を手に入れたり、戦争の後には訳がわからないそれぞれの国の何も考えて無さそうなサンボウチョウカンや何も出来なさそうな肩書きだけの汚いダイトウリョウ達が戦争をする・しないを勝手に決めて訳がわからないまま殺した人間の数を数えて自慢気に生き残った事を誇示する兵士達。そして負けた国は、勝った国の奴隷となってしまうのだろうと思った。国を守る為に知らない人間を殺し続ける、それはいったい、何を守ろうとしている?誇りなのだろうか、国民なのだろうか、はたまた自分自身なのだろうか。毎日毎日決まった時間に大音量で叩き起こされ言う事を聞かなければ、そして出来なければ連体責任として苦労を強いられる。そして決まった時間に睡眠を取り、決まった食事と当たり前の仲間たちといつ来るかわからない戦争、と言うよりもう死刑囚と同じ感覚としてあたしは見る事が出来た。みんな生きる事を諦めて犯罪に手を伸ばし幸福を得ている売春婦の様にも思える。だからといって何かを失い、また何かを得られる訳でもないのはそれが単に金としか思い浮かばない所為だろうか。哀しい人間達の性だと思った。戦争の裏にも、数多の犯罪や、性や奴隷、主従関係が重くのしかかってる。日本人は優しく、外国人は常に楽しそうだ。そして中国人は卑劣。外道としか見受けられない私利私欲に塗れたこの世界中、全世界を救える気はしないのに、全く何処かもわからない場所にあたしたちは生まれてきてる。そして罪悪感と感謝に挟まれて感情を自分で判断することも出来ないのだろう。外人は女性を何人もレイプして頭を打ち抜いて記憶を消去しただろうし、恨みを買っただけで自分達が気持ち良ければそれで良いのだろうしもう汚いとも綺麗とも区別出来ない事柄達がその人間達の間で罷り通ってる。人間は、既に汚いんだと思われるのも仕方が無い。また、戦争が終わって笑顔が政治の間だけに戻りまた罵声と怒号が響き渡る国会や、意味がわからない閣議が行われてる。おまえらだけで話し合って何が解決すると言うのだろう、民主主義ってなんだろう。何も解決しようとしていない、ただの金の亡者にしか見えないな。あたしは悲観した。この世の中を。早く、この世界からあがらなければ、サイコロを振って振って振って頭を使って上手く、綺麗に生まれた時みたいに血に塗れて泣叫んであがらなければ。そう思う。この先、10年以内に大きな地震が来て、テロが起きてまた戦争が起きる。中国か北朝鮮はもうギリギリ、アウトラインの0,2歩前に居る。もうあんた達は終わっていて地球の人口の約5分の1がそこにだけ集中しているのを見ても「狂っている」と思った。食人分化をおぞましいと思うのも無理は無いと思ったけれどあたしはそれを肯定出来る。人間は人間の体内を気持ち悪いと思う事自体狂っているからだ。死体=食肉だと思える事がむしろ正しいと、無駄が無い事なんだろうなと思った。北朝鮮は金なんたらがやりたい放題で言ってみればA・ヒトラーと仲良しになれそうなそんな、人徳の無さのような国が国の奴隷で御主人様なのだと思った。圧倒的な貧富の差は骨身に沁みる激痛としか思えない。みんな死んでしまえばいいのに。みんな死んでしまえばいいのに、みんな死んでしまえばいいのに。あたしは「この世界は夢なんだ」と思い込んで、今ここに居る。ああ、またテロが起きたみたいだ、そして地震もあったみたいだ。もっと、もっと、もっと不幸を、もっと雨を、みんな見て欲しいと思う。現実って、何処にも居ないんだよ。

あたしって、何処にも居ないんだよ。

世界は戦争。戦争と戦争の間には、何がある。
戦争と戦争の間に戦争があり、またその先々に戦争がある。
まるであたしたちの住む世界と違う気がしない。
親と子の戦争、菌類の蔓延、概念の蔓延。みんな、もうだめだ。
そしてみんな、希望を失って絶望の感覚すら無い。芸術をすればいいんだと思った。あたしは、絵には何の罪も無いし音に存在は無いし、芸術はなにもかもが綺麗だと思った。絵が描けない人など居るわけが無いのだ。誰にでも力があるのだろうと思うし、本当にそんな世界が来たらいいなと思ったら涙が溢れてきた。怖い。怖い。怖い。なにもかも信じる事が出来ないあたしはひとり、部屋で油絵に囲まれて自然発火して焼死しても構わない。もうみんな燃えてしまえばいいんだわ。ふと、そんなことを妄想していた。みんな、やりたいことが沢山あった筈なのに、子は親につぶされ、親は完全に自分が正しいと思い込んでしまったみたいだ。きっと不幸な人は、やや偽善地味た紳士な異性に惹かれて、女性は子どもを産みたいと思うのだろうしそれは勝手なことだと思ったけれど自分の親にそれを関与させては決していけない、そう感じた。爺の依存癖には、婆の過干渉には頭を痛める。おまえらはもう十分苦しんだだろう、誰かの助けを完全に乞うて生き伸びようとする事自体もういい加減にしろと思う。延命なんてしてはいけない、病院も病院で救える命は救うの途中から突然無駄になったものを、棄て切れないその願望には頭が下がるが、もう少し金から眼を反らしてほしいと思った。誰もが金の亡者だ。きっと君も金が大好き。そして金はもう最低限という不必要加減を誰も見切れていない。諦めて欲しい。少しくらい。貧乏は貧乏でそこに楽しさがある限り最高だと思ったし、金持は金持でマスメディアに持ち上げられてそこでまた金が発生してきっと御立派なんだろう。親は完全に自分が正しいと思い込んでしまったみたいだ、染色体の所為でもう既に染められていると言うのに。男はもう快楽の奴隷に過ぎない。セックスの漬物になってしまえばいいと思った。そしてどんな女とヤったか、とか友人達とゲラゲラ笑ってまた快楽、女を利用して捨てていろと思った。全員捕まれと思った。あたしは悲しい。悲し過ぎる。もうどうしようもない、もうどうしようもない、もういい。これでいいんだ。と泣きながら不安定の其処からも希望みたいな、曖昧な笑みがこぼれた。嗚呼嗚呼嗚呼あたし、今

笑えているよ

もういいんだよ。その言葉でどれだけの子どもが救われてたと思っている?あの人は偉大で、全く偽善でもなくてあの人の妻も本当に優しい、優し過ぎる人なんだとあたしは感動する。そしてまた哀しみを産んだり、頼る、人を頼るという今の世界にはほんと難しいとしか思えない事をみんなに教えてくれている。そしてもうその人は癌で、本当に、ありがとうございましたとしか言い様が無かった。もういいんだよ、先の事など全然無関係で考えなくてもいいことだ、もう現代には夢が余り無いんだと思った。既製品塗れで新しい事を余りにも思いつき難い。現状としてあたしがそうだ。もっと夢があった筈なのに、なにかを見失った。そしてそれは今関わっている人達に少しだけまた奪われた。あなたは、どうして自由だと言ったのに「右手で描くな」と言ったの。その言葉がなんだか頭に残っている。アナタは自分に反感したのだろうけれどあたしは絵を描く事が出来ればそれでいいんだよ。五体不満足になったらそれでも得られる感覚があるんだろうとむしろ希望が湧いていた。夢は最初から持っていた筈なのに、それってなんだか珍しい事みたいだ。そうなの?あたしには、誰かの気持ちなんて知る由も無い。でも、わかるよ、わかりたいと思えるよ、そしてわかりたいんだよ。みんなと一緒に暮らしたいと本当に思った。そしてみんな何れ幸せを見つけて離れていけばいいんだと思った。きっと何処かで繋がっていると思いたかった。なんだか、もう世界を潰したくなった。でもそんなにも大きな力が在ったら、敵が多過ぎるのだろうとも思えた。諦める事が許されない。求める事を許されないと何故か思って、実感もなにもないのはあたしが誰かが望む事ならなんだって出来そうな気がするからだ。そしてそれは”自分が無い”事を表現している。誰かの言葉が無ければ動けないし、誰かの協力が無ければ動けない正に機械地味た奇々怪々。あたしは妖怪そして、不幸。苦痛にまみれて、周りに見られる事が疑問。そして笑われている事が、また疑問。一体なにがおかしいんだろうか、あたしはいつもひとりなのに、外に出ると敵ばかり、車が充満して時が進んでいる。廃棄ガスが重なって連なって地球にさよならしている。あたしはそれを許せない。道端に落ちたゴミも、おまえは一体何処から来た?と思う。それを拾うのも自由だし、今日道路で古紙収集車が新聞紙を散らかしてしまっていた。それに協力する事も出来た。あたしはその時出来たけれど偽善という、もう最早この世に固定された善悪が悪としか見られていないような言葉が頭に思い浮かんだ。あたしはもうどうでもよくなった。きっとそこに止まる車は「邪魔だなあ」と思って居ただろうし、コンビニから出てきた店員も協力していたけれど、拾っている事自体がなんだか嬉しい事に思えた。きっと、なにかが決定的に位置付けられれば世界は変わるんだとまだまだ希望を捨て切れはしないと思ったんだ。あたしは協力する、なにかがズレてるこの人達やあの人達、なにかが似てるあの子もなんだかあたしを好きと言ってくれるみんなに協力する。あたしはあたしだけの為になにかをする事ができないみたいだ、なにもかもが繋がっていればいいと思った。そこに金が発生すれば誰かの為に使えばいいと思った、別に貯める必要が無いのだ。暮らせればそれでいいんだよ。これは貸しなんかではなくて、あたしも君たちが大好きだよ。という意思表示。

一緒に暮らせたらいいなぁ