ジャクリーヌ

女は男に殴られ
男にとって女は肉奴隷
クソの時代がやってきた
女は自分が吐いた物を
飲まされ
男はそれを見て射精した
女は顔面を殴られ
眼球が無くなっても
殴られ続けた
男は勝手にオナッて寝た
女は逃げようとする度に
爪を剥がれ
鼻に爆竹を詰め込まれた
男はそれを見て射精した
女がやがて衰弱して息絶えだえに
生きたいと命を乞うと
男は銃で
女の頭を
吹き飛ばした
男は死姦した後に
建物の屋上から放り投げた
女は愛を知らぬ儘に
犯され殺された
女は涙と血と土の海で
潰されていた
男はそれを見て射精した

女は泣きながら喜び
男は嫌々ながらも
犯されていた
男は女を聖域と呼び
女の涙を聖水と呼んだ
女の声を神の啓司として
男は全裸で地面に臥せる
女はそれを見て濡れた
男は毎晩毎晩働かされ
女は勝手にオナッて寝た
男がやがて力尽きると
焼いて喰った
人間が焼ける独特な匂いを
女は良い匂いだと言う

屈辱にまみれた世界
宇宙を感じる心を持つ長老
頭がおかしくなった巫女
畑の作物は金色に光り
人々の脳を汚染した
森の木々には死人が
吊され
串刺しになって
やがて
蘇る伝説に呪われていた
池は血で赤く
道は死体が転がり