闇雲に

光より速く走りたくて

汗が流れても、口が渇いても走り続けて

君に、追いつきたくて



光みたいに君を包み込んで

君の涙、目尻を舐める

しょっぱい味も、甘い気がした



ああ、これが 恋をする という事なのか



後ろを振り向いて暗い闇から逃げるよりは

上を向いて、綺麗な空に気持ちを馳せる方がよい

狭くて暗い部屋で泣きながら考えてた事なんて



どうでもよかったんだ



世界はこんなにも広い

広すぎて、自分が小さすぎて、生きている意味を見失いかける



光より速く走りたい



君に追い着いて










抱き締めたい